【受講者の声】学びの先にあるもの vol.12
「 考えるだけで終わらせない - 学びをチームの成果につなげる実践 -」
井上石灰工業株式会社 技術開発部 小笠原 尚記さん
技術開発部で商品企画に携わる小笠原さん。新規事業や企画のプロセスをより実践的に進めるため、「イノベーション創出講座〜イノベーションやらんかえ?~」を受講しました。
今回は、受講の経緯や講座で得た学びが、どのようにチームでの活動に生かされているのか、その実践の様子を伺います。

―― まず、ご経歴と現在のお仕事について教えてください。
高知県出身で、大学を卒業後は自動車メーカーに勤務していました。
その後地元高知に戻り、井上石灰工業に入社して今年で13年目です。現在は企画部門で商品企画と開発に携わっており、日々挑戦を続けています。
―― 受講するきっかけは何でしたか?
チラシで「イノベーション講座」というタイトルを見て、この講座は自分に必要だと感じました。
企画部門で仕事を進める中、自分の進め方やプロセスが正しいのか、このままでいいのかと考えることがありました。「もっと学び、改善したい」という想いが、受講の動機になりました。

―― 講座内で、特に印象に残った学びはありますか?
アイデア発想から事業化までの流れを学べたことですね。特にビジネスモデルキャンバスを使った整理が印象的でした。課題や競合、自社の強み、差別化ポイントを明確にできたことで、アイデアが実践的な形になっていきました。
講師との個別面談で自分の考えを整理できたことも、大きな収穫でした。
―― 講座の雰囲気はどうでしたか?
最初は少し構えていましたが、講師も参加者も親しみやすく、発言しやすい雰囲気でした。
長時間のワークショップ形式で、ただ講義を受けるだけでなく“自分ごと”として考える時間が確保されていたことが、実務への落とし込みに役立ちました。

―― 職場での実践や、受講後の変化はありましたか?
講座で学んだ整理手法は、社内のアイデア出しや会議進行に活用しています。
ビジネスモデルキャンバスの視点を取り入れることで、抜けている視点が明確になり、議論が整理され、進行がスムーズになりました。
また、リスク管理の観点を事前に整理できるようになったことで、プロジェクトを進める際の判断がしやすくなりました。
――講座で得たことを、これからどんな形で活かしていきたいですか?
昨年に続き、今年度は同講師が担当する「ネクスト経営層育成プログラム」にも参加しています。
業務の幅が広がる中で、自分に不足している視点や考え方を学びたいと考えています。
目標は、新規事業をゼロから立ち上げ、最後までやり遂げること。講座で学んだ手法も活かしながら、チームで成果を追求していきたいです。

――最後に、今後受講を考えている方に、何か伝えたいことはありますか?
この講座は、ただ学ぶだけでなく、“自分ごと”として考え、実践につなげる構成になっています。
新しいアイデアやプロジェクトに挑戦したい方、チームで成果を出したい方など、幅広い立場の方に役立つ内容だと思います。
県内でこのレベルの学びが得られる機会は貴重だと思います。
ぜひ挑戦してほしいです!


