高知県産学官民連携センター

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【開催レポート】仕事力アップゼミ

 

\職場で生かせる学びを体感/

「仕事力アップゼミ」を開催しました

『仕事力アップゼミ』は、リーダーシップやロジカルシンキング、決算書の読み方から経営戦略・マーケティングまで、日々の業務に直結するテーマを幅広く扱う全6回の連続講座です。
 本講座では、「学んだことを職場で実践すること」「受講者同士の交流」を大切にしながら進行。講義を聞くだけでなく、対話やワークを通じて課題に向き合う時間も多く設けられました。
受講者からは「すぐに職場で実践できた」「他受講者の視点に気づきを得た」といった声も多く、学びを共有し合うことで一人ひとりの意欲が高まっていく様子が印象的でした。
 

本レポートでは、その全6回の様子をダイジェストでお届けします。


 Day1|「人前に出るのが苦手…」を解決するリーダーシップ・スタイル(6/28開催)

初回はリーダーシップがテーマ。自分らしい形で誰もがリーダーシップを発揮できる方法を学び、グループワークでは状況に応じた関わり方や、自分の強みをどのように活かすかを探りました。受講者からは「まず身近な場面で実践してみたい」という声もあり、リーダーシップ実践への第一歩を踏み出す機会となりました。


Day2|「言いたいことが伝わらない…」を解決するロジカルシンキング (7/18開催)

職場で「言いたいことが伝わらない」という課題をテーマに、相手に納得感を与えるために、思考を論理的に整理するスキルを学びました。グループディスカッションと発表を通じて、主張と根拠の分け方や、説得力を高めるための工夫など、交流を通じて「伝える力」の重要性を実感しました。


Day3|「会社の数字ってめんどくさい…」を解消する決算書解読法(7/19開催)

「会社の数字は難しい」という声に応える形で、会計を直感的に理解することをテーマに掲げました。株式投資を題材に、決算書から損益や安全性を読み解くワークを実施。数値の細部にとらわれず、全体像をつかむことを重視し、経営の実態を多角的に把握する力を養いました。グループディスカッションでは、自社や他社の決算書を読み解き、それをどのように行動につなげるかを議論し、決算書から得られる情報を経営戦略へと結びつける視点を学びました。


Day4|「この先どうなっていくか不安…」を解消する経営戦略(8/1開催)

時代や環境の変化で生じる不安や課題をどのように乗り越えるかをテーマに、経営戦略の基本的な考え方を学びました。実在する企業の戦略を題材に、外部環境を分析し、内部資源を整理。成長を支えた戦略について、グループワークで分析しました。さらに「クロスSWOT分析」を用いて、多様な戦略オプションを考え、どの戦略を選ぶべきかを議論しました。受講者それぞれの視点を重ねて議論することで、自社の可能性を見つめ直し、戦略を立てるプロセスを実践的に体得しました。


Day5|「うちの商品の売れ行きが悪い…」を解決するマーケティング(8/2開催)

マーケティングの本質である「価値づくり」をテーマにしたDay5。今回は、明治大学商学部で専任講師を勤める加藤講師による講義で、そのゼミ生も各グループに参加しました。前半では、商品やサービスのコンセプト設計の重要性について講義で学び、エシカル商品などの具体例を通じて価値の定義について理解を深めました。後半は、生成AIを活用したプロモーション制作に取り組み、コンセプトを訴求する画像の制作を行いました。互いに作品を評価し合うことで、実践的なマーケティング力を高め、発想の幅を広げる活気ある時間となりました。


Day6|自社での実践例(=「悩みが解決された経験」)を発表(8/16開催)

最終回のDay6では、受講者がこれまでの学びを職場で実践した成果を発表。グループ内や全体での発表と質疑応答を通じて、他の受講者の工夫や改善アイデアから、自分の業務に活かせるヒントを得ました。また、最新のテクノロジーやAI活用事例も紹介され、業務改善やマーケティングへの応用の幅を広げました。修了式では修了証が授与され、講師の総評を通じて全6回の学びを振り返る達成感に満ちた時間となりました。

 

まとめ

全6回を通して、受講者は学んだことをすぐに職場で試し、成果を仲間と分かち合うことで実践力を磨きました。また、他業種・他職種の方との交流を通じて、普段得られない気づきや刺激が生まれる、充実した連続講座となりました。
土佐MBAでは、今後も受講者同士が互いに刺激し合いながら成長できる場の提供を目指してまいります。


受講者の声(アンケートより抜粋)

受講者からは、講義やワークを通じて学んだことを職場で実践していきたいという声が多く寄せられました。

――受講者の声