平成28年度 第14回シーズ・研究内容紹介「機能性高分子錯体の産業利用 -センサー,触媒,材料として-」
HOME > 平成28年度 第14回シーズ・研究内容紹介「機能性高分子錯体の産業利用 -センサー,触媒,材料として-」
更新日 : 2016/08/29
開催日 : 2016/09/07
時間 : 18:30-20:00
講師 : 高知大学 上田 忠治 教授
開催場所 : ココプラ
「シーズ・研究内容紹介」では、高知県内5つの高等教育機関(高知大学、高知県立大学、高知工科大学、高知学園短期大学、高知工業高等専門学校)、公設試験研究機関等が持ち回りで、研究内容や取組等を紹介します。
毎週水曜日18:30~20:00開催(原則毎月第2水曜日を除く)。申込〆切は開催2日前の月曜日。定員36名(無料)。どなたでも参加可能です。お気軽にご参加ください。
今後の開催予定日・講師・テーマはこちら(PDF:1.25MB)
日時
平成28年9月7日(水)18:30-20:00
講師
高知大学 農林海洋科学部 海洋資源科学科 海底資源環境学コース
上田 忠治 教授
テーマ
機能性高分子錯体の産業利用 -センサー,触媒,材料として-
テーマの概要
講師より:
私の研究室では、ポリオキソメタレート錯体*と呼ばれる巨大な陰イオン**の合成の研究を行っています。ポリオキソメタレート錯体は、それ自身が何かの製品になっているわけではないので、馴染みの薄い化合物だと思います。しかし、ポリオキソメタレート錯体は様々な化学的な性質を示します。
例えば、
1)硫酸よりも強い酸性を示すが、腐食性は示さない。
2)錯体1分子あたり多くの電子を受け入れたり、離したりできる。
3)生理活性***を示す。
等があります。これらの性質を利用して多方面の分野に応用研究が進められています。
本講演では、これまで行われてきたポリオキソメタレート錯体の研究の話から、当研究室で得られた研究成果について解説します。さらに、バイオマス変換用触媒、バッテリー材料、食品検査、医療診断等への用途拡大の可能性についても解説します。
補足(事務局より):
*錯体…金属または金属類似元素の原子・イオンの周囲に、配位子(はいいし)とよばれる原子・イオンまたは原子団が方向性をもって立体的に結合し、一つの原子集団をつくっているもの。
**陰イオン…負の電荷を帯びたイオン。
***生理活性…生体内のさまざまな生理活動を調節したり、影響を与えたり、活性化したりする性質。
(参考:デジタル大辞泉)
定員
36名
場所
高知県産学官民連携センター ココプラ
780-8515 高知市永国寺町6番28号
(高知県立大学・高知工科大学永国寺キャンパス 地域連携棟1階)
● 会場併設の駐車場(無料)をご利用いただけますが、数に限りがあります。
● 周辺に有料の駐車場もございますが、来場に際しては、公共交通機関をご利用くださいますようご協力をお願いいたします。
申し込み締め切り
平成28年9月5日(月)
※席に空きがある場合は当日でもご参加いただけますが、申し込みをされた方を優先させていただきます。可能な限り事前にお申し込みください。
※シーズ・研究内容紹介の申し込み締め切りは、開催2日前の月曜日です。

PDFファイルを開くにはAdobe Readerが必要です。
Adobe Readerは、無料で以下のリンクからダウンロードできます。
「Adobe Reader」のダウンロードはこちらです。