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第16回シーズ・研究内容紹介「健口で予防するサルコペニア」

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更新日 : 2019/03/04
開催日 : 2018/12/19
時間 : 18:30-20:00
講師 : 高知学園短期大学 生活科学学科 学科長 渡邊 慶子 教授/高知学園短期大学 医療衛生学科 歯科衛生専攻 坂本 まゆみ 講師
開催場所 : ココプラ


第16回シーズ・研究内容紹介チラシ(PDF:476KB)

講師

●高知学園短期大学 生活科学学科 学科長 渡邊 慶子 教授

渡邊 慶子 教授

【プロフィール】
修士(学術)(2006年)
博士(生活科学)(2016年)
資格:管理栄養士、日本糖尿病療養指導士認定日本糖尿病療養指導士、日本病態栄養学会認定病態栄養専門師 
   日本病態栄養学会・日本栄養士会認定がん病態栄養専門管理栄養士、がん専門管理栄養士研修指導師 
近藤整形外科 栄養士(1976年)
医療法人弘仁会 岡林病院 管理栄養士(1985年)
医療法人仁生会 三愛病院 栄養管理室長(1994年)
社会福祉法人ふるさと自然村 栄養部統括マネージャー(2006年) 
高知県・高知市企業団立高知医療センター栄養局 次長(2007年)
高知県・高知市企業団立高知医療センター栄養局 局長(2010年)                  
高知学園短期大学生活科学学科 教授 学科長(2016年)

【研究分野・テーマ】
臨床栄養学、がん病態栄養

●高知学園短期大学 医療衛生学科 歯科衛生専攻 坂本 まゆみ 講師

坂本 まゆみ 講師

【プロフィール】
博士(口腔保健福祉学)(2018年)
資格:歯科衛生士
高知学園短期大学保健科(現:医療衛生学科歯科衛生専攻)卒業(1987年)
新潟大学大学院医歯学総合研究科 口腔生命福祉学専攻博士後期課程修了(2018年)
高知学園短期大学医療衛生学科歯科衛生専攻 非常勤講師(2010年)
高知学園短期大学医療衛生学科歯科衛生専攻 講師(2012年〜現在に至る)

【研究分野・テーマ】
高齢者における食支援と口腔健康管理について

研究内容

【渡邊教授】
今後増加していく在宅がん患者(通院含む)の食事摂取に関わる問題を明らかにし、地域連携を視野に入れた食事摂取における支持療法としての支援システムを構築し、がん患者さんのQOL、療養生活の維持・向上につなげることを目的に研究を行っています。具体的には、治療やその他の要因で食欲低下につながる食変化の症状(味覚変化、嗅覚変化、食形態変化、温度変化、嗜好変化)に着目し、食変化のモニタリングチェックシートによる評価を行います。がん患者さんはタブレット端末でチェックシートに症状を入力して、管理栄養士に情報伝達し、食変化の症状に合わせた食事摂取の指導、アドバイスを遠隔によりフィードバックするシステムを構築します。更に、高知県内のがん診療連携拠点、連携病院に在職する、がん病態栄養専門管理栄養士との連携によりシステムの有効性を明らかにし、医療施設、地域等でがん患者さんに関わる管理栄養士が食事摂取支援ツールとして活用できればと考えています。

【坂本講師】
超高齢化社会を迎え男女ともに平均寿命が延長しているなか、介護保険においては運動器の機能向上や栄養、閉じこもりや認知症、うつへの対応の予防改善とともに口腔機能の向上も地域包括支援センターにおけるポピュレーションアプローチとしての食生活の改善や歯科健診・口腔機能事業が実施されています。施設入所者においても口腔機能や咀嚼機能を重視し、栄養吸収の入口である口の機能を改善・把握したうえで栄養管理を行うことを歯科と栄養をはじめとした多職種協働で行っています。「口から食べること」のトラブルを早期に発見し歯科医療につなぐことで有意義かつ効率的な連携ができます。特に認知症の方や自発摂食能力が低い方には、口腔衛生管理の継続やSFDを指標とした日常的なアセスメントに基づいた食支援を支えるとともに、サルコペニアの予防とQOL(生活の質)を維持向上し、ケアの質の向上や健康寿命の延伸にも貢献できると考えます。

※発表時のスライド(抜粋)

スライド1
スライド2

スライド3
スライド4

スライド5
スライド6

産学官民連携に対するメッセージ

【渡邊教授】
在宅で治療や療養をしているがん患者さんを対象に、味覚や嗅覚などの変化により食事が摂れにくくなった場合に、症状に合わせたメニューの紹介や少量で栄養が補える食品のアドバイス等、口腔ケアも含めた「がん患者さんのための食事摂取支援システム」を開発し、食・栄養面で支援していきたいと考えています。

【坂本講師】
高齢期の口腔機能低下は、幼少期からの成長過程で大きく影響を受けます。
口からおいしく安全に食べることや、口腔衛生管理をすることで、その人らしい健康寿命が迎えられるよう多職種と支援していきたいです。
 

関連情報(特許・書籍等)

【渡邊教授】
博士論文:渡邊慶子、がん治療時の食事摂取支援に関する研究  高知県立大学人間生活学研究科博士後期課程 2016年9月
原著:渡邊慶子、沼田 聡、島田郁子、佐賀啓子、田中 守 「がん患者における食事摂取支援 食導入による効果」日農医誌 65巻4号 758‐765.2016.11
原著:渡邉慶子、田中 守、十萬敬子、佐賀啓子、吉松香絵、山下元司、西岡明人、森田荘二郎 「頭頸部、胸部上部食道がん患者におけるがん治療と食変化の関連性」日本病態栄養学会21(3):417-424.2018

【坂本講師】
書籍:共著)平野浩彦、枝広あや子、野原幹司、坂本まゆみ「認知症高齢者への食支援と口腔ケア」 (株)ワールドプランニング 2014年
   共著)晴山婦美子、塚本敦美、坂本まゆみ「看護に役立つ口腔ケアテクニック」 (株)医歯薬出版 2008年
論文:坂本まゆみ、渡邊 裕、葭原明弘 「特別養護老人ホーム入所者における自発摂食評価と死亡率との関係:2年間の縦断研究」  
 

キーワード

口腔機能向上、健康寿命、食支援
 

関連URL・連絡先

【関連URL】
渡邊教授:
http://www.kochi-gc.ac.jp/subject/life/watanabe.html 

坂本講師:
http://www.kochi-gc.ac.jp/subject/hygiene/sakamoto.html
 

【連絡先】
088-840-1121

 


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