平成30年度第17回シーズ・研究内容紹介「高知県水産試験場の取り組み」
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更新日 : 2019/01/17
開催日 : 2019/01/16
時間 : 18:30-20:00
講師 : 高知県水産試験場
開催場所 : ココプラ
高知県 産学官民連携センター ココプラ で開催する「シーズ・研究内容紹介」では、高知県内5つの高等教育機関(高知大学、高知県立大学、高知工科大学、高知学園短期大学、高知工業高等専門学校)、公設試験研究機関等が持ち回りで、研究内容や取組等を紹介します。原則、隔週 水曜日 開催(原則18:30-20:00開催)。申込〆切は開催2日前の月曜日。定員36名(無料)。どなたでも参加可能です。 新しいビジネスの種(シーズ)や、研究機関との交流の機会をお探しの企業の皆さま、ぜひこの機会にご参加ください。
今後の開催予定日・講師・テーマはこちら(PDF:368KB)
日時
平成31年1月16日(水)18:30-20:00(PM6:30-PM8:00)
講師とテーマ
テーマ【1】高知県における急潮予測の試み
講師:高知県水産試験場 漁業資源課 主任研究員 猪原 亮 氏
テーマ概要:
近年、高知県の沿岸では急潮と呼ばれる現象が頻発しており、沿岸近くで漁業を行う定置網に大きな被害が出ています。
「急潮」とは、沿岸域で突発的な流れが発生する現象で、定置網への被害が深刻化する1ノット(時速約1.8kmに相当)以上の流れを「急潮」と定義しています。定置網漁業は、海中に大きな構造物である網を設置し、回遊してくる様々な魚種をとる漁業であり、大きなものは巨大なショッピングセンターほどの規模になります。
高知県にとって定置網漁業は県内沿岸漁業水揚量の4分の1を生産しており、県内に新鮮な食糧を供給するとともに、地域の雇用の場として大変重要な基幹産業となっています。この定置網が急潮による被害を受けた場合、その被害金額は数千万~数億円に及ぶことから、定置網の経営体にとっては死活問題です。
当県では、急潮による定置網の被害を軽減するために、急潮対策事業を平成27年度より展開しています。
こんな方にオススメ ▶ IT関係の企業の皆さま、県内の漁業関係の団体の皆さま、本テーマに関心のある一般の皆さま
キーワード ▶ 定置網、急潮被害、黒潮分岐流
テーマ【2】養殖魚の寄生虫症対策
講師:高知県水産試験場 増養殖環境課 主任研究員 齋田 尚希 氏
テーマ概要:
高知県は海面養殖が盛んな県であり、ブリ、カンパチ、マダイ、クロマグロなど様々な魚種を養殖しています。
県では養殖業振興のため様々な支援をしていますが、今回は養殖業で問題となっている養殖魚の寄生虫症に関する県の取り組みを紹介します。
寄生虫というと最近ではアニサキスによる人への被害が話題となっていますが、今回は魚に対して被害をもたらす寄生虫とその対策について、近年様々な分野で活用されているリアルタイムPCR解析を用いた対策を中心に実際の現場のデータを交えながら説明します。
こんな方にオススメ ▶養殖関係者の皆さま、本テーマに関心のある大学等研究機関の皆さま、水産業関係者の皆さま
キーワード ▶ リアルタイムPCR、寄生虫症、魚類養殖
定員
36名
場所
高知県産学官民連携センター ココプラ
780-8515 高知市永国寺町6番28号
(高知県立大学・高知工科大学永国寺キャンパス 地域連携棟1階)
● 会場併設の駐車場(無料)をご利用いただけますが、数に限りがあります。
● 周辺に有料の駐車場もございますが、来場に際しては、公共交通機関をご利用くださいますようご協力をお願いいたします。
申し込み締め切り
平成31年1月15日(火)
※席に空きがある場合は当日でもご参加いただけますが、申し込みをされた方を優先させていただきます。可能な限り事前にお申し込みください。
※シーズ・研究内容紹介の申し込み締め切りは、開催2日前の月曜日です。

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