高知県産学官民連携センター[ココプラ]

Language

第7回シーズ・研究内容紹介「巨大津波地震の歴史文化遺産を最新技術で守れ!〜地震津波碑3次元デジタルアーカイブ化〜」

HOME > 第7回シーズ・研究内容紹介「巨大津波地震の歴史文化遺産を最新技術で守れ!〜地震津波碑3次元デジタルアーカイブ化〜」

更新日 : 2017/12/06
開催日 : 2017/08/02
時間 : 15:30-17:00
講師 : 国立研究開発法人海洋研究開発機構 高知コア研究所断層物性研究グループ 主任研究員 谷川 亘 氏
開催場所 : ココプラ


第7回シーズ・研究内容紹介チラシ(PDF:1.25MB)

講師

● 国立研究開発法人海洋研究開発機構 高知コア研究所 断層物性研究グループ 主任研究員 谷川 亘 氏

谷川 亘 氏

【プロフィール】
京都大学理学部理学科 卒業(2001年)
京都大学大学院理学研究科 地球惑星科学専攻地質学鉱物学分野修士課程修了(2003年) 
京都大学大学院理学研究科 地球惑星科学専攻地質学鉱物学分野博士後期課程修了 (2006年) 
日本学術振興会 特別研究員(2004年〜2006年)
海洋研究開発機構 ポストドクトラル研究員(2006年)
海洋研究開発機構 研究員(2009年)
海洋研究開発機構 主任研究員(2014年4月〜)

【研究分野・テーマ】
巨大地震断層の発生メカニズムの解明・実験岩石力学・海底下掘削コア試料を利用した岩石物性研究

研究内容

地震津波碑は、津波到達域の把握や津波災害の継承としての機能を有するため、重要性が再認識されつつある。しかし長年の風化の進行により、解読不能な文字も見受けられるため、その保全は喫緊の課題である。そこで、地震津波碑の保全と碑の有する情報の活用促進を目的として、高知県内の地震津波碑を対象に石碑のデジタル三次元モデルによるアーカイブ化とデータベース化を実施した。
三次元モデルはデジタルカメラ(絞り値固定・Raw形式による保存)によって撮影した複数枚のデジタル画像を用いて、Agisoft 社製Photoscan により構築した。(1)3D モデルをブラウザ上で表示できるプラットフォーム「Sketchfab」の活用と(2)PDF形式でのデータ提供により完成した3Dモデルを閲覧できるようにした。3Dデータを活用して、プロモーション映像の作成や3Dプリンタによる石碑の複製も試みた。今後、高知県全域の地震碑のデジタルアーカイブ化を進めて、災害情報サイトとのリンクを充実させていく計画である。

 

●画像:Photoscanにより構築した地震津波碑の3Dモデル(高知県須崎市の『須崎寛永津浪溺死之塚』)

写真1
写真2

産学官連携の事例

地震津波碑のデジタルアーカイブ化とデータベース化の研究活動(2015年〜)
黒田郡伝承と歴史南海地震の関係評価のための研究活動(2014年〜)
 

産学官民連携に対するメッセージ

地震津波碑は高知県内に30基以上あります。これらの碑は、先人が子孫である私たちに伝えるべくして建てられた、巨大津波地震の推測とは異なるリアルな被害状況や教訓が刻まれた貴重な資料です。先人の言葉を多くの方が知ることで、これからの大地震の備え・防災に役立つことを期待しています。

関連情報(特許・書籍等)

【論文】

谷川亘 浦本豪一郎 徳山英一 村山雅史 山本裕二『黒田郡水没伝承と海底遺構調査から歴史南海地震を紐解く:レビューと今後の展望』(歴史地震)第31号 2016年
【講演要旨】

谷川亘 浦本豪一郎 内山庄一郎 折中新 山品匡史 原忠『高知県の地震津波碑の保全に向けたデジタルアーカイブ化計画』(歴史地震)第32号 2017年
【雑誌・取材協力】

谷川亘 BlueEarth 149 2017年

キーワード

巨大津波地震、地震津波碑、3次元デジタルアーカイブ化

関連URL・連絡先

【関連URL】

(1)http://www.jamstec.go.jp/res/ress/tanikawa/index.html(地震津波碑) 

(2) http://www.jamstec.go.jp/kochi/j/(高知コア研究所)

【連絡先】

(1)tanikawa@jamstec.go.jp(講師メールアドレス)

(2)088-878-2203(高知コア研究所)


Adobe Reader

PDFファイルを開くにはAdobe Readerが必要です。
Adobe Readerは、無料で以下のリンクからダウンロードできます。
「Adobe Reader」のダウンロードはこちらです。

PAGE TOP